Tue, Nov 30

  • 22:30  以前、世界銀行に勤めている人類学者の講演で、この十〜二十年間で開発における人類学の重要性の認識は飛躍的に高まり、世銀でも社会科学系PhDもち職員の数が一桁から三桁に急増したと言ってました。逆に言えば九十年代初頭ぐらいまでは「人類学って何」みたいな認識だったわけです。@gakeau
  • 22:28  UNTACが活動したのは1992年ですからね。 RT @gakeau: ええええええ!!オフィサーに人類学者はいなかったんですね…
  • 22:26  あと、融資にあたって相互に連帯保証をする5人組をつくらせるというやり方が、フーコー的な「パノプティコン」社会を強制するものだ、という批判もあります。なので、グラミン・サイエンスは開発援助に関わる人のある層には受けるでしょうが、批判するグループもいるかと思います。@sivad
  • 22:24  そうだ。ブログにコメントしようと思っていて忘れていました。ユヌス氏のやり方というのは必ずしも賛成意見ばかりではなくて、様々な意味で「農村の人々を近代資本主義に軟着陸させるための手法」という批判もあるわけです。グラミンフォンなどの技術が先進国型だというのと… @sivad
  • 22:21  なるほど。先端技術と役に立たない技術の「中間」ぐらいの意味ですが…。 RT @sivad: @skasuga 中間ってなにの中間なのかわかりにくいので、どうも印象として半端な感じが…
  • 19:12  …ってことで、こんどこそ帰る。
  • 19:12  こういうのも適正技術が「ユニバーサルな価値観」とされるものによって侵害される事例の人とかと…。…って、久しぶりに思い出したので、こんど当時のやりとりをちゃんと調べてみようと思います。@preabsanol
  • 19:11  現地の住環境の標準より劣るものではない、っていうかそれが人権侵害だったら日本を含めた東・東南アジアの殆どの国の住居が人権侵害だ、と日本側が反発したが、欧米の非難に押し切られて一般的なテントかプレハブを使うことになった、のだったと記憶します。@preabsanol
  • 19:10  日本が設計した「現地の竹でくめる簡易宿舎」が環境面からも経済面からも望ましいものであったにも関わらず「隙間が多く、プライバシーが確保できない」という理由で却下されたというニュースが、今でも非常に印象に残っています。@preabsanol
  • 19:08  たぶん、国際連合カンボジア暫定統治機構(UNTAC)で日本が中心的な役割を担っていた時代の話しで、記憶がさだかではないので確認する必要がありますが、日本の適正技術が欧州的価値観で拒否された事例があったりします。@preabsanol
  • 19:05  中間技術は"Intermediate Technology"の訳です。適正技術(Appropriate Technology)でも同義です。中間科学は"Intermediate Science"、でもいいんですが…どうですかね? @preabsanol
  • 19:03  RT @preabsanol: @skasuga 「中間科学」「中間技術」を英訳するとどうなりますか?英語論文など書かれる予定ありませんか?西欧の「上から目線」どーにかしてよ、の最中なんで、英文のステートメントなどあると助かります。
  • 19:03  RT @duruta: 講義の前に瞑想して、オーム・シャンティとか唱えますね。確かに、スピリチュアリティの扱いは難しいなぁ RT @skasuga: …いや、偉大な方だとは思いますし、本はためになります。しかし、 講義聞く前に「ホピの歌」とか歌わされるあたりとか、ちょっと ...
  • 19:02  うーむw RT @sivad: @skasuga 中間科学、個人的にはネーミングにもう一工夫ほしいです
  • 19:02  RT @filoba: よかったです。では今議論されてるタイトルだけでも What global challenge do you think innovation leaders should work to solve right now? RT @skasuga: ...
  • 18:59  ということで、そろそろ帰宅します。
  • 18:57  そのへんは、やっぱりファイヤアーベントの言うとおり、「結果論でしか語れない」部分なのかもしれない、と思うわけです。このあたりも「エコがオカルト」問題を考えるときの重要な論点かと思います。@hirakawa_work
  • 18:56  ベイトソンやヴァレラなんかは、オカルトと言われつつも、アカデミズム内部にも今に至るまで一定元の支持者は確保しているわけで、それとカプラ的なものを識別できたのか(あるいは本当にカプラは「全部駄目」なのか?)。 @hirakawa_work
  • 18:54  カプラはあほですが、カプラ的なものがどうして生じるかをきちんと考えるのは重要であると思います。それと、あの当時雨後の筍のように現れた「ニューサイエンス」の中から、バカと有用な議論をオンタイムで識別できたかどうかも面白い論点です。@hirakawa_work:
  • 18:53  RT @hirakawa_work: @skasuga そのあたりから「スピリチュアル(笑)」への転倒が始まるわけですね。ていうか、たぶんカプラたちによる転倒そのものが、近代においてより普遍的な転倒の型式を再演したものなんだろうね。
  • 18:52  RT @hirakawa_work: @skasuga そういう中間科学・技術を追求することも、科学技術という知的システムの「フロンティア」の開拓と見るべきなんだよね。フロンティアは、原理的には全方位であり、先進国に住む我々が考える「前方向」だけではないと。
  • 18:52  そういうことだと思います。 RT @gakeau: @skasuga あ、そうか、飛び蛙理論は「飛び越す」ってのがミソなんですね。それと、基本的なんだけど生かされていない知を生かす。非電化冷蔵庫、すごい発想です!
  • 18:51  また、「ローカルなニーズ」に対する極めて重要な拘束条件として「人類全体が利用できる資源量の総体」という拘束が生じているということへのセンスがないと「飛び蛙」問題を克服できません。@gakeau
  • 18:50  重要なのは、単に科学リテラシーだけではなく、現地の人のニーズと自分の科学知識をうまく結合させられる「科学・社会リテラシー」みたいなものが必要で、これを大学教育で獲得させることが果たして可能だろうか、というのは重要な問題になります。@gakeau
  • 18:49  この非電化冷蔵庫は(日本でもつかえるらしいですが)対流と輻射で庫内を冷やすため、晴れの日が多いモンゴルのような環境でより理想的に働くわけです。このように、ローカルな自然的、社会的、経済的拘束の中で、現代社会では使われていないような技術を「中間技術」と呼びたい @gakeau
  • 18:45  たぶん、もっとも望ましい事例の一つは http://www.hidenka.net/ の、モンゴルで展開している非電化冷蔵庫の事例です。 @gakeau
  • 18:44  携帯の例はちょっと違います RT @gakeau: そんなのあるんですね。途上国で固定電話が普及する前に携帯が普及した、みたいな現象を環境技術について起こしたいという事ですか?(生物学者が友人にいるので、用法が完全に元の文脈から飛んでしまった「エコ」とはあまり言いたくないww)
  • 18:43  ↓そうだと思います。
  • 18:43  RT @hirakawa_work: そう考えると単に再帰性というだけでなく、ネガティヴフィードバック、規制的契機が不可欠なんだな。ギデンズらがいうように再帰性は近代社会の要であり、資本主義も科学技術も再帰的システムの代表例なわけだし。それに対し規制的契機をもつもう一段上の再帰性
  • 18:43  まぁ、あとは『精神と自然』を読んでいただけると…。
  • 18:41  しかし、社会的には後継者と見なされたフリッチョフ・カプラ他が彼の議論をずたずたにしてくれたおかげで、未だにベイトソンの議論は大いに誤解されている側面があるw @hirakawa_work
  • 18:41  ノイマンやウィナーらとの、極めて論理実証主義的な作業から「フィードバック」という概念を自然界に適応し、積み上げた結果わりとすっきり全体論に至っているのがベイトソンの極めて重要な業績で、そのあたりの理解には「精神」という概念は極めて重要です。@hirakawa_work
  • 18:39  ベイトソンは、呪われた船乗りが海の美しさに感動した瞬間にのろいがとけるというコールリッジの詩を援用しつつ、中毒状態の解除には個別システムの理解は不十分で、ある種の達観がのようなもの必要であるのだ、と説きます。@hirakawa_work
  • 18:37  で、逆にポジティヴ・フィードバックが働く状況を「中毒(addiction)」と呼びます。酒を飲むともっと酒が飲みたくなるのが中毒ですね。この意味では、資本主義も本質的に規模拡大が前提されているので、中毒です。@hirakawa_work
  • 18:35  (電話終了)
  • 18:28  (一元化センターから出生書類についての電話連絡を受けていますので、少々お待ちくださいw)
  • 18:26  ラフに要約すると、ベイトソンの定義では、なんらかのネガティヴ・フィードバックにより恒常性が維持されているような系は「精神(Spirit)を持つ」と定義します。だから、人間も地球も「精神を持つ」存在。@hirakawa_work
  • 18:20  RT @hirakawa_work: @skasuga ベイトソンがいう「スピリチュアル」は、いわゆる「スピリチュアル(笑)」とは別物と考えてOK?
  • 18:20  あぁ〜、じゃ、プラチマダ行ったときについでに見てくればよかったんだ…。失敗した。
  • 18:18  センターはトリシュールじゃなくて、パラカッドですね。http://www.irtc.org.in/ RT @duruta: @skasuga KSSPはカリカットの事務所に行っただけです。そこは研究とか高等教育とかじゃなくて、現場抱えた社会運動の事務所っていう感じでした。
  • 18:17  確かにそうですね。でも、適当な言葉が思い浮かばない。あと、私はグレゴリー・ベイトソン・フリークなので、「スピリチュアル」はオカルトとは一線を画する重要な概念ですw @hirakawa_work
  • 18:16  RT @hirakawa_work: @skasuga ただ、エコからオカルト(スピリチュアル)への横滑りに対抗する知を「科学」という呼称で呼ぶのは、何か抵抗感もあるなぁ。それはほぼいわゆる「科学的啓蒙」の問題ではないし。人文知・社会科学知こそが主体ですよね。
  • 18:15  @filoba OpenIDEOは知りませんでした。ありがとうございます。でも、なぜかサイトが開かないw また後でチェックします。  [in reply to filoba]
  • 18:14  RT @filoba: 「中間科学」のお話 OpenIDEO に投げるととても面白そう http://bit.ly/i2bchD
  • 18:13  RT @hirakawa_work: 高木仁三郎さんが晩年にやった「高木学校」もその一つですね。RT @skasuga: 例えば「中間技術のための大学」というものがあるとしたらどんな形か、と想像することは面白いと思うのですね。
  • 18:13  個人的にはちょっと駄目です。いや、偉大な方だとは思いますし、本はためになります。しかし、 講義聞く前に「ホピの歌」とか歌わされるあたりとか、ちょっとお近くにいるのはしんどいw @duruta
  • 18:11  サティシュ氏にはインドでお世話になりましたが… RT @duruta: シューマッハ大学はぼくはすごくいいと思うな。出た人知ってます。さがせば、その記録もでてくるはず。それにサティシュはけっこういい奴だよ。中間技術への造詣も深そうだし。
  • 18:10  たしか、トリシュールだかのKSSPのセンター、見に行かれたんじゃなかった出したっけ? そことかどんな感じでしたか? RT @duruta: KSSPは遠いんじゃないかなぁ、でも、そんな部門もあるかも
  • 18:06  「エコでローカル」なものを構想すると、どうして簡単にオカルトに横滑りしちゃうのか、という問題に、いい加減アカデミズムは本気で取り組むべきなのではないか、と思うわけです。そのための「下半身」として「中間的な技術」のための「中間的な科学」が必要だ、と。
  • 18:03  あるいは、現実的には、韓国の緑色大学とか、大学組織ではないですが科学者の互助組織としてのケララ民衆科学協会とか、そういうものが妥当する。逆に、シューマッハ大学はなんかちょっと駄目っぽい(ちゃんと調べていないので感想レベルですが)。 @hirakawa_work
  • 18:02  例えば「中間技術のための大学」というものがあるとしたらどんな形か、と想像することは面白いと思うのですね。それは現実には例えば水俣大学として構想されていたものと極めて近いのではないか、と。 @hirakawa_work
  • 17:59  そんな感じです。 RT @hirakawa_work: @skasuga おぉーなるほど!シューマッハーは先進国的「上から目線」の「弟妹にはお下がりでOK」と。それを超えた中間技術をデザインするために「中間科学」という知的母体を構築しようということですね。面白い!
  • 17:58  【用語】飛び蛙理論:第三世界が先進国の発展経路をたどると地球環境が持たないので、彼らには我々を飛び越して、よりよい生活をよりエコな手段で達成してもらわなければならないし、そのために開発援助戦略を立てるべき、という議論。発案者はレスター・ブラウン(…かな?)
  • 17:55  だから、シューマッハの議論に、飛び蛙理論みたいな視点をうまく込めなければ行けない。なので、「中間技術」を生み出すための「中間科学」の段階から新しく設計し直す必要があるだろう、みたいな議論をたてたいと思っていました。@hirakawa_work
  • 17:54  発想元はシューマッハなんですが、読み直すと彼の議論はちょっと不十分なんですよ。先進国で使い古された技術はコストが安くなっているから第三世界に持ち込みやすい、みたいな…。 RT @hirakawa_work: その昔シューマッハーが唱えた「中間技術」との異同は?
  • 17:52  RT @kenjiitojp: 問題は科研費等を使って期限付きで資金を使った作業はできるのだが、資料を永続的に公開する仕組み(つまりアーカイブズ)を作ることができないという状況で、そういう状況のなかでは資金を得られたときに、やれるだけのことをやるのは、必ずしも悪いことでは..
  • 17:51  で、ここまでこじれちゃうと手がつけられないから、ナノテクについてはこじれる前にコミュニケーションということで、上流関与(技術が社会的に実装される前に市民との対話を行う)ということが言われてきているわけですね。@ytakezawa
  • 17:50  これは、どちらの側にバイアスがかかっているという話しではなくて、たぶんGMを巡る議論が基本的にこじれるところまでこじれちゃったからだろう、という気がしています。原子力もたぶん似たようなところがあります。@ytakezawa
  • 17:49  ただ、それらはたぶん遺伝子組換えや合成生物に好意的な人で、一方で、反対派からは推進援護番組に見えるみたいで、大阪大学にもきっちりそういう趣旨の抗議メールも届いています(今のところ1通だけのようですが)。@ytakezawa
  • 17:47  ちょっと興味があるのですが、 @ytakezawa さんの目からはあのクローズアップ現代は「警鐘をならすような番組構成」に見えました? いや、それが悪いという話しではないんですが、Twitter2ちゃんねるを見ると、そう考えた人は多そうだと思います。
  • 17:46  ぐらいのイメージ。
  • 17:46  今のところのイメージとしては、あ)最先端ではないものの、高等教育レベルの科学知識を利用した科学・技術である(人文社会を含むべきか?)、い)環境や貧困問題の解決や持続可能な社会の構築に資する、う)多くの場合、ローカルな自然・社会ないし経済環境を反映している、
  • 17:43  中間的な科学、については、榎木さんの本で言及していただいたこともあり、きちんと定義をあたえる作業をしなければいけないのかと思い始めています。@enodon
  • 17:42  そうですね。 RT @enodon: こういうのが @skasuga さんのいう中間的な科学ですよね Tibetan nomads could benefit from solar oven http://bit.ly/e3gegF
  • 17:41  RT @ytakezawa: 警鐘を鳴らすような番組構成だったからではないだろうか。RT @skasuga しかし、見ていた人の反応は驚くほどネガティヴですね。みんながいけいけどんどんなのよりは健全なことだと思いますが…
  • 17:41  病み上がり状態です。いろいろお返事が滞っている方、申し訳ありません。
  • 16:06  巨大ワニ博士登場? http://flic.kr/p/8XiUES
  • 15:34  大阪大学 スチューデントコモンズにイマココ! http://htn.to/HN2FPx
  • 14:01  RT @pankyo_kakumei: 今週は大阪大学ステューデントコモンズ1周年記念ウィーク!!様々なイベントが企画されています!!
  • 14:01  RT @pankyo_kakumei: 本日2時から4時まではカルチエにて、「総長カフェ〜総長と学生の対話〜」開催!普段会うことすら難しい鷲田総長と学び、教養など自由に話しましょう!特別ゲストにアノ博士が登場!?
  • 14:01  RT @nmasaki: 2時から総長かふぇ。カルチェへかも〜ん♪

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