インドはWTOで小農の利益を要求する

India calls for protection of small farmers interests at WTO

 インドは本日(10月10日)、WTOでの農業交渉において地域的な小農の権利は守らなければならないと明言した。ニュー・デリーで開始されたAFGC(the Asian Farmers' Group for Cooperations)の第6回ミーティングにおいて農業・食料と民間供給大臣カンティ・ラル・ブーリアは発展途上国の利益がWTO交渉で犠牲になっては行けないと述べた。ブーリアは農業がアジアの多くの人々のバックボーンであるが、地域の農家が時期的な浮き沈みによる多くの問題に直面していると述べた。彼は、発展途上国が苦難に直面しないようにするための、平等で透明性の高い国際的な規制を強く提唱した。
  NCUI(National Cooperative Union of India)によって主催された二日間の会議は、日本の JA全中によって組織され、インドネシア、タイ、ヴェトナム、日本、スリランカ、韓国、マレーシアと台湾の代表団が参加している。JA全中の宮田勇会長は、すべてのアジアの代表団が、ホンコンでのWTO閣僚会議までに共通戦略を形成し精力的に追及するために、WTO農業交渉の包括協定を見定めなければいけないと述べた。さらに、彼はインドが農家の利益を守るための重要な役割を演じることを望んでいるとも述べた。
 NCUI会長のS.S.シソディアは、インドの国別報告を発表する中で、世界貿易協定が発展途上国の農民に対してもグローバルな貿易から平等な利益が得られるよう努力すべきだと述べた。
 なんでこういうのって日本でニュースにならないんでしょうね? JA全中のサイトにすら情報がないのはいかがなものか…。