温厚そうな顔をして、人を殺していたとは知らなかった…

High Court directive on stray cattle
「名物」ニューデリーの路上牛、3万頭撤去の裁判命令
聖なる牛に猿……動物被害に揺れるニューデリー


  インド名物ともいえる路上の牛が、首都のニューデリーでは見られなくなるかもしれない。暴れて死者が出るなどの事故が相次いだことから、行政当局が今月から捕獲を始めた。住民の苦情を受けた裁判所が先月、すべての路上牛の撤去を命じたためだ。
 今年2月以降、ニューデリーでは牛に襲われて5人が死亡。牛が暴れることによる交通事故も起きた。 (中略)
  路上牛の背後には、無免許酪農業者がいる。夜間、郊外の搾乳場所に牛を集め、搾り終わると街に「放牧」する。牛は路上の生ごみなどを食べて日中を過ごす。老いて乳が出なくなった牛はそのまま路上に捨てられる。無免許業者は約2500人にのぼるという。
 ニューデリー当局の担当者は「消費者の中には、工場で殺菌処理したパック詰め牛乳は栄養分が損なわれていると考え、路上牛の搾りたてを好む者もいる」と話す。
インドをウロウロしている牛が、実は飼われているというのは以前インドに行って聞いたのだが、人を殺すこともあるというのは知らなかった(交通渋滞の原因になっているのは見たまんまなんですが…)。
 あと、こいつらの牛乳はかなり体に悪いんじゃないかと思う(写真参照)。
 ちなみにインドの新聞『ザ・ヒンドゥ』の記事では"High Court directive on stray cattle"と、"stray cattle"(のら畜牛)というやや矛盾してる感じのする単語で紹介されている。