インド、ケララ州の「水のグローバリゼーション」問題

ニュートラル(5) 特集:水こそすべて ニュートラル―Travel for life (05) (白夜ムック (212))
 この雑誌を初めて知りました。グラビア旅行雑誌という体裁ですが、このケララの特集はハードな話をちゃんとまとめてあります。
 村にコカコーラ工場ができて、村民の生命線である地下水位が低下。コカコーラはアメリカ資本及びグローバル化の象徴として村人の反発を買っている、という話(コカコーラ側の反論も掲載していて、非常にバランスがいい記事になっています)。
 実際、第三世界のあちこちで見られる構図なんですが、日本で雑誌記事になるのは珍しいですね。
 …そこでふと気が付いたんですが、この雑誌、広告が比較的少ない(最初と最後にアウトドア用品などを中心に若干あるぐらい)。
 ただ、ケララの話をしている一方で「マイ・ミネラルウォーターを探せ!」という記事も挟まっていたりするのはどうかと…(あ、でも、コカコーラとペプシの二大「グローバリゼーション企業」の製品はチョイスに入っていない!! …って、そういう問題ではない)。

■特集:水こそすべて 上巻 ―水と人間―
フランス:水でワルツを踊りませんか?
インド:小さな村の深刻なる水問題
ブラジル:アマゾン川、本日もサウダージなり
ブルネイ:優雅なる水上生活と黄金モスク
中国:世界一の水詣
岐阜・郡上八幡:水のある町に生まれて、よかった
香川・牛島:水に囲まれた18人
高知・四万十川:美しき川を守る人たち
日本の100名水をめぐる
世界の水上都市・集落見聞