本日のついったー


  • 11:13 iPhone のトラブルで復旧をかけたのだが、途中でいったんとめてやりなおしちゃったせいか、アプリケーションの順番がめちゃめちゃになった。…これはめんどくさい。 #
  • 17:41 flic.kr/p/7qgNjU ウェンディーズ #
  • 01:53 RT @kikumaco: 何度も書くけれども、PD1万人計画は、PDの多くが企業に行くことを想定していたのです。現実には企業が採用を控えてしまったのが破綻の原因だけど(もちろん計画が甘すぎた)、PD自身が企業を指向しないことについてまでは責められない。 #
  • 01:55 .@kikumaco 厳密に言えば、ポスドク10万人計画の時期は同時に採算の悪い大企業はぶっつぶすぜキャンペーン鋭意遂行中だったので、就職先としてはもうちょっとヴェンチャー的なものが求められていたと思います。それはアメリカ・モデルにも合致する訳です。 #
  • 01:57 いずれにしても、アメリカでもBIG3穀物メジャー、あるいはウォルマートといった「大企業」はあまり博士の就職先として重要ではなかったはずです。 #
  • 01:58 逆に、古くからの大企業でも、モンサントのようにレガシー産業を売却しまくってコアな事業をバイオ一本にしぼってきた、みたいなケース(一種の、「逆ベンチャー」なんですが)は博士の就職先として有望と見なせたはずです。 #
  • 02:00 .@kikumaco バブル期末期ぐらいに科学技術基本計画は始まっているんですが、そのころは「日本は製品開発ばかりして基礎研究をしないから予算を増やすべきだ」というアメリカからの圧力への対応が主眼になっていて、あまりポスドク的なものについての議論は多くなかったと思います。 #
  • 02:03 もちろん、その時期から学振特別研究員制度は始まっていますが、これは「世界的に見てノーベル賞級の研究は30代前半で行われるが、日本の研究者はこの時期教授の丁稚奉公あつかいだから、独自の研究費をつけてPIとして研究させたい」という趣旨だったので、もうちょっと純粋研究支援的側面が強い #
  • 02:03 なんでノーベル賞のようなものがない分野まで特別研究員があるのかというのは…日本的横並び主義みたいなことでしょう。 #
  • 02:08 そうなんですが、その場合も、バブル期以降多くの企業(メーカー系)が博士の受け入れ先だった中央研究所を廃止してるので… QT @kikumaco: そりゃそうです。想定されていたのは研究所を持つ企業ですよね @skasuga #
  • 02:09 厳密に言えば、ポスドクの強化で求められていたのは、図体のでかい大企業ではできなくなったような柔軟な研究を、大学とベンチャーを行き来するような柔軟なキャリアプランを利用して行うということだったと言えるんではないかと思います。従来型の企業研究と方法論も目的も少し異なっている。 #
  • 02:10 90年代ぐらいの政策立案者の議論を見ていると、煎じ詰めれば日本にもジェネンティクスやグーグルを、ということです。 #
  • 02:12 じゃ、なぜそれが失敗したのかというと、原因はいろいろあると思うんですが、 #
  • 02:12 Twitter だと言うことに甘えて、勝手な仮説を垂れ流せば、 #
  • 02:14 (1) 横並びが大好きで、ニッチをとるみたいな教育をしてこなかった、初等教育以降の問題。(2) 結局、中途半端に大企業を救済してしまったために、ヴェンチャーなどでリスクをとることのうまみが薄れたこと #
  • 02:16 (3) ライブドア楽天など、なぜか日本のIT系は銀行を持ちたがり、一種のプチ日本型財閥を作ってしまうことで、ヴェンチャー的な速度が阻害されて開発の傾向性があまり従来型の企業とかわらない(例えば知的所有権などの問題で AppleGoogle のように挑戦的にならない) #
  • 02:17 (4) 投資マネーがヴェンチャーに行かず、国債や土地に流れてしまう #
  • 02:17 みたいなことを検討する必要があるのではないか、と。 #
  • 02:19 まぁ、社会主義者を辞任する私としては、そういったアメリカ・モデルがうまく行かないことにまったく痛痒は感じなくて、むしろ別のモデルをちゃんと提示すべきだと思っておりますが… #
  • 02:19 …長くなってすいません。 #
  • 02:24 そこの問題をどう考えるかですね QT @kikumaco: そうですそうです。科学技術基本計画ができた頃にはもう大企業の研究所は縮小にはいっていたはず #
  • 02:26 今回の仕分けへの反発声明の多くが、「資源のない日本では科学技術が生命線で」的なことを異口同音にかいてましたけど、大学の研究がストレートにトヨタソニーの売り上げを上昇させるというものでもないので、もちろん研究は重要なんですが、その社会への出口はもうちょっときちんと考えないと #
  • 02:29 RT @kikumaco: 微妙なんですが、科学技術基本計画のこのへんでは 「産業界における処遇の改善を期待しつつ、博士課程修了者に対する評価の定着と併せて、我が国における研究者のキャリア・パスとしてのポストドクトラル制度の整備・確立を図る」 #
  • 02:31 .@kikumaco たしかにこの部分は企業に博士を突っ込むことを想定しているように見えますね。第一期にすでにこういう文言があったのは気づいていませんでした。 #
  • 02:35 「媒介者」については異存ないです。ただ、ポスドクや研究機関を企業内部に置くのはやめて、外部エージェント化しようと言う文脈だと理解していたので… QT @kikumaco: ポスドクを大学と企業の媒介者にしようという意図は読めると思うんですが、だめ? #
  • 02:37 ブログ(bit.ly/5O0qG2 )にも書きましたが、当時「日本では構造改革が必須であり、大企業は2000万人規模のリストラを行う必要がある。そこで博士号を取得した大学院生たちが起こしたヴェンチャーによって今後10年間、毎年200万人程度の雇用を創出する」 #
  • 02:37 という発言もあったので。 #
  • 02:48 .@kikumaco 文言はもちろん基本計画には載ってませんが、発言があったのは基本計画についてのシンポジウムの場で、発言者は当時工学会の副会長だかなんだかだったテイジンの内田盛也氏です。その場には国会議員側の責任者として鳩山由紀夫現総理大臣もいたと記憶しています。 #
  • 02:51 へんな伝言ゲームになっちゃってたということはあるのではないかと思います。 QT @kikumaco: ただ、もしかすると、基本計画とその大学や学会での受け止め方にはずれがあったのかもしれないという気もしてきました #
  • 02:54 ですね。 QT @kikumaco: なるほど。すると、「そこまではさすがに無理だけど、ポスドクベンチャーを起こすよね」くらいの意識はあったのでしょうかね。その程度のモデルでも無理筋に思えますが #
  • 02:56 いや「10年後にネタになるな、これ」と思ったので記録しておいたというのもあるのでw #
  • 02:56 それは確かだと思います。 QT @kikumaco: いずれにしても、アカデミックポストで吸収するという案ではぜんぜんなかったという認識ですが #
  • 02:58 当時、私の師匠である村上陽一郎氏もこの話には係っていたのですが(具体的にどの程度かは知りませんが)ゼミかなにかで「研究人口の増大傾向は先進国では終了したので、今後研究職の出口を考えなければ行けない」みたいな論文は読まされました。 #
  • 03:02 すべてのポスドクはまずとりあえず『縛られたプロメテウス―動的定常状態における科学』www.amazon.co.jp/dp/4431706895/ を読むべきです…と思ったら絶版!! #
  • 03:03 そう思います。ただ、他のルートが思いつかないというのも当時から感じるところでもあって… QT @kikumaco: 1万人育てておいて、出口がベンチャーってのは、もし本当にそうだったなら筋悪ですよね #
  • 03:05 JICA大学アビジャン校とかハラレ校とかつくって、どんどん棄民するというのは考えたんですがw アフリカの大地には発見を待っている微生物とかいっぱいいそうだし、バイオ系で増えてしまったポスドクの出先には悪くないかと。 #
  • 03:06 「君もジンバブウェのクラーク博士になろう!」みたいな #
  • 03:07 まぁ、冗談にしかならなくなってきたところで、寝ます。 #
  • 03:09 ねるといいつつw #
  • 03:09 RT @kikumaco: それは大企業の基礎研究所が縮小しちゃったから。基本計画にいたる議論を知らないのですが、結果として基本計画では「中小企業の研究力を育てる」になっちゃったわけですよね #
  • 03:09 .@kikumaco 現象から見ればそうなんですが、もうちょっと積極的な、研究のモード転換という意味もあったのかと思います。…好意的に見れば。 #
  • 03:11 例えば、現在でも日本は環境技術では潜在的にトップになれるはずなんだと思いますが、基本的に各企業が自社のために開発しているとか、そういう事情からあまり世界的に使えるものになってないんではないかという気がします。 #
  • 03:12 これらの部門を小規模で独立させた事業体にして、ヨーロッパや中国の企業からも仕事をとる、というようなことが、例えば考えられるはずだと思っています。 #
  • 03:12 たぶん、中央研究所からベンチャーへ、という流れは、そういうことも想定されていたんではないかと… #
  • 03:14 .@kikumaco そうですね。スピンオフとか、社内ベンチャーとか、そういう形も含めて考えていたのではないかと思います。 #
  • 03:15 @kikumaco はい。おやすみなさい。おつきあいありがとうございました。 #
LoudTwitterを使って転載。